2011年09月19日

幽霊

 
小川敦生さん内田紫陽子さんの展示を観に藤沢へ。

展示は二つの部屋にある。
一つは内田さんの展示、もう一部屋は小川さんの展示。

明るい部屋にあった、夕方の日差しを浴びる内田さんの展示は
無数の楕円の薄紙のが重なり綴られ、縫い糸で蝶結びに結ばれている。
壁や窓の光が移ってグラデーションや気まぐれな色違いを作る。

二度と同じ色は見られないと思いながら、
部屋の光や湿度で、私自身が刻々と色を変えて行く。
同じ時がないのは、私も変わって行くからだ。

水の揺らぎのように、
大きな木が作る木漏れ日の様に、
永遠に見飽きない作品。

まぶしい部屋から移動して
「怖いかも」という小川さんの声を背中に聞きながら元レントゲン室にある、
小川さんの作品へ。


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小川さんの作品は、固く細い線でガラスに彫られた羊歯のような渦巻き。
ニクロム線の熱と光を通して壁に映っている。
でも光は弱く、像は何重にもぶれていて、
壁のしみや壁表面のおうとつがつくる影と、見分けがつかない。

作品の像だけではなく光と闇の境界も曖昧。ぼんやりしている。

「幽霊とは、有と無の、体と空の、自と他の境界があいまいになってしまうことなんじゃないか」

と言う小川さんとそれを聞く私の影も、曖昧な固まりになって部屋にあった。

見る時間を生きるということ以外の何ものでもない、"見る"時間。
一緒に見るということは、見る時間と空間を一緒に生きるということだ。
意味のことは考えずただ一人称を生きる時間を。


"転景"
http://atelier-kirigiris.com
2011.9.9-25 金ー日 昼ー夕

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2011年09月17日

シートのファブリック


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みなとみらい21線。
パウル・クレー入ってます。
背面にある横一直線のステッチはどういう意味があるんだろう。

ちょっと座席が高いので、
背の小さい私は足がぶらぶらさせながら撮影しました。
 
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2011年09月15日

虫喰いのノイズ

 
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かみそりの穴みたいな模様。
センスいいな、虫。

かすみがうら市の梨園にて。

posted by SPIKA at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) |

12列16行

 
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必要充分な強度に。
上野駅、山手線ホームにて。
 
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2011年09月13日

切っても切っても

 
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このあと旅に出るのでなければ
買って切ってみたのに....
 
 
posted by SPIKA at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) |

売れっこ


 
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上野動物園にリーリーとシンシンがきてから
上野駅構内はちょっとしたパンダ園状態。
ケーキ屋さんのショーウィンドウもさまざまなパンダが。

まずは、朝10:50に早くも残2になっていたパンダを紹介します。
光ってます。
 

 


posted by SPIKA at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) |

2011年09月05日

太陽がおいしくする


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短い晴れ間を縫って梅干ほし。

もうほぼいい、と言われていますが、
ほぼが取れるまで干したい。よろしく太陽。
 
 
posted by SPIKA at 07:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 食欲
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