
2009年12月18日
2009年12月10日
ザ・ベスト・五重塔・オブ・ザ・ワールド
世界一美しい五重塔
それは法隆寺の五重塔ではないでしょうか。

相輪は江戸時代初期の元禄九年(1696)に改鋳されたもので、
九輪の一番下には鎌が取付けられています。

この鎌は、雷よけのおまじないだった、
というのが一般的な見方ですが
でも九輪に鎌は、他に類を見ないのだそう。
聖徳太子の怨念封じ、
というような言い伝えもなくはないらしい。
法隆寺の仏さんたちは国宝オンパレード。
一つの空間に複数の方がいらしても、
全体で一つの作品、一つの宇宙のように
存在しています。
どれも小柄で、
すらっとしていて、
エレガントで
みてもみても見飽きない。
金堂の国宝・吉祥天の光背なんて
数本しかないのに、まぶしいんです。
白鳳仏には、
シルクロードの異国情緒というより
もっと直接、西洋を感じます。
でも時々、陰鬱でうつろな表情の方や
ぎょっとするほど禍々しい方もいて
どこか妖しい毒もある。
魅力が尽きません。また行きたいなー。
法隆寺の国宝はこんな感じ。
いいでしょう。
2009年12月09日
旅の夕方

近鉄 西ノ京駅
旅先の曇天の夕方はせつないな
とか思いながら
撮影する私の後ろ姿は
多分全然せつなくない
じゃまな撮り鉄ねえちゃんなのさ。
2009年12月08日
飛天

薬師寺東塔の水煙の透かし彫りの中で
横笛を吹いている飛天
これは、地上で見られるそのレプリカ。
福永武彦に『飛天』という評論があります。
高校時代に国語の教科書に載っていました。
今は、載ってないみたい。
時は過ぎ行くから私たちは一種の幻想を用いないでは
昔のことを考えることは出来ない。
私たちは当時の人々がどのように琴を弾き、
どのように琵琶を掻き鳴らしたかを、また音楽を聞くことで
どのような畏怖と憧憬と愉悦とを感じていたかを、知らない。
況や飛天が手にしている横笛から如何なる調べが流れていたか、
知るよしもない。
即ち私がその時考えたものは、そして今も考えるのは、
雲間に奏されていた笛の音は何処へ消えたかということである。
(福永武彦『飛天』)
2009年12月07日
I miss you.

買いそびれてしまったせんとくんが
気になってしょうがないの、わたし。
2009年12月06日
友禅のお手本

すべてのデザインのお手本は自然にある、
って言ったのは
たしか、ミッソーニ。

見頃は前の週だったと思います。
もっともっと、燃えるようだっただろうなあ。
2009年12月05日
濡れ紅葉

金閣寺の参道の
もう終わり間近のカエデ
雨に濡れると別の味わいです。
紅葉が彩る晩秋の艶
こればっかしは
京都に叶わないねー。
